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「漢字の筆順なんてどうでもいい」に対して2021.06.18
いつだったか忘れましたが、いや今でもそうかもしれませんが、林先生が
「どうして林先生は板書するときに書いているところを体で隠すのですか」
と質問されて、
「私は漢字の筆順がむちゃくちゃなので、板書しているときにそのことを指摘されると鬱陶しくて、そうなってしまった」
とおっしゃっていました。
また、とある有名な方が配信で
「漢字の筆順とか、まじどうでもいい。筆順とか真剣に覚える時間があるのなら、英語とかフランス語を覚える方が有益だ。また、小学校の先生とか、自分が苦労して覚えたものだから、必要以上に生徒に強要している気がしてならない。教育現場にはこういった矛盾やどうでもいいことが数多くある」
と言っていて、ああなるほどな。と感じました。
皆さんも少なからず経験があると思うのですが、小学校って、才能・個性をつぶす天才だと思います。すみません、中学校は私は私立に行ったので、地元の中学は分かりませんが、恐らく似たような感じだと思います。
例えば私はこんな経験をしました。35年ほど前、私は品川区のとある小学校に通っていたのですが、2年か3年だったかの時にピアニカを吹く授業がありました。みんなで楽しく吹いていたのですが、とあるとき先生が急に怒りだしました。それは、私の親友だったハットリ君が両手でピアニカを吹いていたからです。ハットリ君はピアノを習っていて、恐らく相当の腕前だったと思います。ハットリ君の部屋にはピアノがあって、難しそうな楽譜が数多くありました。ハットリ君がなぜ、わざわざ両手で吹いたのかは分かりませんでしたが、先生、そんなに怒らなくてもいいじゃんと思うくらいの勢いで怒っていたことは覚えています。結局ハットリ君はその学期の終わりに私立小学校に転校していきました。
そして、これは私自身の経験ですが、小学6年生の時、速さの文章題を連立方程式で解いて、✖をもらいました。当然答えはあっていたのですが、先生が教えた方法で解いていないからという理由です。「こいつ、マジ頭悪いな」と6年生ながらに思ってしまいましたが、反論しても面倒くさいので、ノーリアクションでスルーしました。
また、作文を書いていた時に私の書いた文章で「是非」という漢字を先生が読めないという事がありました。「えっ、先生、是が非でもという意味ですよ」と言っても通じません。結局先生は「そんな漢字はまだ習っていない」などと言い出し、仕舞いには「ぜひを平仮名で書いても漢字で書いても文字数的には一緒だろ」という始末。なぜ是非を漢字で書いてはいけないのかや自分が無知だっただけのことを焦って私をなじることでその場を収めようとしていました。
「そんなこと、俺は教えていない」とか、「授業中に教えたことと違う」なんてことを言って、生徒たちの努力を否定しようとします。じゃあ、小学6年生で、漢検1級を取ってはいけないのでしょうか。英検は?スイミングに通っている子は水泳の授業の時にバタフライをやっても叱られないよね。
生徒のお母様に話を聞くと、程度の差こそあれ今でもこういったことはあるそうです。
私も中学受験を続けていくうちに、「公立の学校」に絶望してしまったのですが、やはり「私立校」の方が「公立校」の先生よりも優秀だと思います。もちろん私立の先生も偏差値が高い学校の方が優秀である確率は高いです。それはもはやどうしようもないことなのかもしれません。
もちろん、私が通っていた学校の先生もすべてが優秀とは言わないですし、公立の先生も素晴らしい志で頑張っている方もいると思います。でも生徒側は先生を選ぶことはできないので、一種の「先生ガチャ」と考えれば、どちらの学校を選べばいいのかは明らかだと思います。また、「耐性」をつけるために、あえて公立を選ぶこともあるかもしれません。
ちなみに私の中学校からの友達すべて、子息を小学校から私立に通わせています。