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勉強の苦手な生徒に「分からないことがあったら質問しなさい」はムリ2021.05.22


私は10年間アルバイトも含め居酒屋さんで勤めていました。幸い店長もやらさせていただき、多くの経験を積み、大変今の仕事に役に立っています。

居酒屋さんも塾の先生も「人を育てる」という面では一緒で、「優秀な人材を育てる」ことは即ち「繁盛店への近道」でもあるのです。

皆さんも経験があると思うのですが、新人教育していく中でついつい「分からないことがあったらいつでも聞いてね」と言ってしまいがちです。もちろん私にもそんなことを言ってしまう時がありました。今考えると、アルバイトで始めてすぐに「分からなことが分かる」って結構すごいことだと思います。

分からないこと、間違っていることを認識するためには正しい状態を理解することが大切で、正しい状態を分かっていないまま、やみくもに接客させてもそれはクレームのもとです。ましてやメニューや接客用語も曖昧なままでは、とても戦力になりません。

ですので、私の場合、少なくとも一日は手本となるアルバイトリーダーの下で動きを観察させます。「正しい接客」を認識してもらいます。最近は各企業DVD化しているとは思いますが。そして、新人アルバイトに接客してもらう時には、トレーナーに離れずに見てもらって、その都度フィードバックしてもらいます。

まずは正しいことを認識してもらい、実際に自分でやって、評価してあるべき姿と現状を認識して改善する。あらゆることに言えることですが、これが成長を促す最短な手法です。この手順をすっ飛ばして「分からないことがあったら質問して」とか言って、新人に丸投げしてしまうと、気が付けばものすごい独自のやり方になっていたり、ものすごい事故を起こす可能性があります。

これは勉強の仕方にも言えています。勉強の仕方の基本は「ノート作り」だと思っています。でも、「ノートの作り方」っておそらく誰にも教わっていなくて、結構独自のやり方になっていると思います。独自のやり方でもいいのですが、絶対にやってはいけないことはあります。算数・数学では

筆算を消す。

途中式を飛ばす。

図・グラフ・表を書かない。

これらは絶対にやってはいけないことです。でも教わっていないから、できなくても仕方がないので、「正しいノートの作り方」を教え、できるまで指導し続けます。

英語やそのほかの教科でも、ポイントはあるので、そこはしっかり押さえてもらって、知識のインプットとアウトプットをスムーズにしていきます。

ですので、勉強のやり初めにおいては、むしろ教える側が積極的に生徒側に働きかけ、ノートチェックし分かっているのか、理解できているのか判断しなければならないと思っています。

 

正しい勉強方法を身に着けたいなら、個別指導塾をお探しなら、府中個別学習会までお電話ください。



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