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型が崩れるのと、型を破るのとは違う2021.04.22
先日、ラジオの中で中村獅童さんがこんなことをおっしゃっていました。
歌舞伎や落語、狂言などで、「古典」と「現代」のすり合わせをどうやっていくのかがテーマでした。
例えば
家の主人が泥棒が侵入したことを悟り「鉄砲もってこい」というシーンは元々「弓矢を持ってこい」というセリフだったこと。
晩御飯を作っていて材料が大根ならいいけどピーマンは違うだろということ、
でも、歌舞伎の演目で「ワンピース」はありだし、プロジェクションマッピングを使うのは近いうち、ありうるのではないか。それは「傾く」ということにつながるので。といった内容でした。
古典は古典で素晴らしいものがあるものの、現代に通用しなくなっている言い回しなどがあり、また、コンプライアンス的にアウトなものも出てきています。しかしながら古典の中にある人情や、愛する人を思う心、日本らしい素晴らしさもあり、そういった中で揺れ動く演者さんたちの迷い、決断、行動が感じられました。
確かに昭和歌謡で「ダイヤルを回す」とか「切符」とか今の子供たちに通用しないものもあります。確率の問題を解かせていたら、「先生、トランプって何ですか」と言われたのにはちょっとショックでした。修学旅行の時やお昼休みにやらないのかよ。
勉強でも同じことが言えると思います。当教室はゴリゴリ古典的な勉強方法を推奨していますが、リモート授業や映像授業で日本全国津々浦々まで同レベルの授業をお届けしている塾もあります。それはそれでいいと思います。環境や予算、目指しているところで使い分ければいいと思います。
でも、どう頑張ってもリモート授業は対面授業にかないません。それは昨年度、嫌と言うほど実感しましたよね。大人の世界のリモート会議やリモートワークは可能だし、もしも私が今就職活動をするなら、リモートを推奨している企業を中心に回るでしょう。でもそれは仕事の場であって、リモートで人を育てることはできないと考えます。
どんなに頑張っても生徒は「未熟」であり、多くの生徒は自発的に動くことはできません。言われたことしかやらない。言われたこともやらない。できれば遊びたい。疲れたら寝たい。親にはストレスでしょうが、こどもたちにとっては普通です。
理想としては学校の授業のみで理解してくれればいいのですが、残念ながら学校では教科書一周しかしません。一回の説明ですべてを理解するのには優秀な大人でも無理です。ですので学習塾で繰り返し反復して、身に着けるのです。そしてそれはリモートでは無理です。キチンを「ノートチェック」して、正しいやり方でやってもらわないと真の学力にはなりません。
正しい勉強方法を教えてくれる塾をお探しなら、府中個別学習会にお問い合わせください。