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前回、4技能試験のメリットをザックリと説明したのですが、何度思い出しても、今のところは、4技能試験を積極的に進めたほうが良いと思います。

でも、少なくとも私の生徒が通っている高校では4技能試験を勧めていませんし、恐らく大手の塾さんも勧めないでしょう。

それはなぜか。

 

これから書きしめすことは全くの憶測であり、偏見であり、エビデンスは全くないです。妄言に近いです。自覚しています。最後まで読んで「あ～時間の無駄だった」と思われても仕方がないです。でも、言ってしまいます。

 

それは、たぶん高校二年生の段階で英検一級を取ってしまうと、英語の授業を聞かなくなるからですね。大手の塾さんからすると夏期講習を取ってくれなくなるからですよ。

 

恐らく学校の先生や塾の言い分としては

「4技能試験は実施している大学や学部も少ないからリスク高いぞ」

というでしょう。確かに慶応大学はやっていません。早稲田の社学や政経、他の大学でも多くの政治系・経済系・理系の学部はやっていません。でも、商学部・文学部・教育学部に興味がある生徒へのメリットの説明を怠るのは違う気がします。

 

こういった話は以前にもしましたが「政経受験」の場面でもありました。

私は一貫して社会科科目は政治経済での受験を勧めてきました。理由は単純で簡単だからです。日本史や世界史は、流れまではスイスイできても、多くの生徒は文化史で躓きます。文化史は丸呑みするしかなく、特に近代以降は覚えなくてはいけないものがけた違いに増えます。に対して政治経済は基本的に人間が失敗を繰り返しながら作り上げたものなので、すべてのことに理由があります。仕組みを理解すれば、暗記するものは少なくなります。

でも、高校では政経受験を勧めないです。それどころか潰しに来ます。理由は恐らく「非常勤講師」を雇いたくないからでしょう。日本史世界史の先生は常勤の先生が多く、自分の授業コマ数を脅かされたくないのでしょう。

でも、絶対に政治経済の方が難易度が低く、覚えることも少ないです。本屋さんに行って問題集の厚さを比較してください。AMAZONのレビューでページ数をチェックしてもいいです。一目瞭然です。

 

ですので、もしも今、大手塾に通っている高校生は、英語の先生に質問してください。高校の先生も同様です。

「4技能試験に興味があるのですが、先生はどう思いますか？」と

先生が

「4技能試験はちょっと分からないな、次の授業までに調べておくね」と言うならまだしも

「いやいや、やめておいた方が良いぞ。定員も少ないし、受けられる学部も減るぞ」という返答をしてしまうなら、その先生はダメです。誰がどう見ても4技能試験の方が有利ですから。

 

私は決して、英検1級を合格したら、英語の勉強はしなくていいといっているのではありません。英語の勉強はします。さすがに授業英語の時間ゼロは怖いです。でも、早稲田英語のように神レベルまでいかなくていいし、その時間を国語や政経に割り振った方が勝率が上がると思っています。でも、自分の立場や利益のためにわざと情報を流さなかったり、捻じ曲げて伝えるような人間がいるのであれば、猛省を促したいです。すべては生徒のために。これからも受験生たちにメリットがあることは積極的に集めて、まとめて、活用していきたいと思います。