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4日前に高校入試が終わったばかりだというのに、中学三年生諸君はすでに大学入試に向けてスタートを切っています。しかも複数人。いや、嘘じゃないんです。こんな誰も信じられないような嘘をわざわざ言わないです。正直、自分もちょっとひいています。

たぶん、彼ら彼女らは一年以上この教室に通い、高校合格がゴールでないことを十分承知し、高校入試においてもっと早くからスタートしていたらと想像し、であるなら、大学入試に向けてのスタートも早い方が良いだろうと気づいてくれたのだと思います。

そこまで、頑張ろうとしてくれているなら、こちらも頑張らざるを得ないです。三年間の準備期間をくれるのなら、きっと早稲田に合格してもらおうと思います。

 

で、その他の中学三年生たちです。今何やっていますか。中学最後の思い出作りをしていますか。それは別に否定はしません。もう中学三年生を味わうことはないですから。でも勉強時間をゼロにするのは、あまりにもったいない。せっかくついた勉強の習慣です。これを手放すのですか。今まで通りの勉強をしろとは言いません。それはさすがに鬼でしょう。でもせめて一時間くらいは勉強しませんか。何の勉強をしていいのか分からないなら、本屋さん行って、数学の白チャートと、英単語帳を買ってきてください。

今、それができないと、なんとなく高校一年生が終わり、二年生で部活や学校行事をエンジョイし、三年生の部活終わりまでエンジンがかからないことになりかねません。それも否定しませんが、受験勉強期間が半年でやれることはたかが知れています。それでは高校入試での反省はゼロなんですか。改善点は無かったのですか。受験なんて所詮、競争なんだから少しでも早いスタートを切った方が有利とは思わないのですか。のどもと過ぎたらすべてを忘れるのですか。

確かにどんな厳しい親御さんでも、受験が終わった瞬間から発破をかけられないかもしれません。

高校一年生から頑張ったら、指定校推薦の目もあります。楽勝ですよ。高校一年生から頑張る生徒なんてごく少数なのですから。あなたにはその極めて少数派の最初から頑張った人になってほしいものです。三年間頑張れたら、とんでもない結果が待っていますよ。