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「書かせる」ということ②2021.02.17
先日のお話の続きです。
キチンと書くための手順として
①まずは相手の主張を理解する。
というお話の詳細です。いわゆる、読解力と言えるかもしれません。
今の生徒たちはSNS、ツイッターやノート、ブログなどで文章に触れる機会が多いので読解力が高くなっていると思うかもしれません。残念ながら私の実感としては真逆です。
もちろんごく一部、非常に読解力の高い生徒はいますが、多くの生徒は残念な状態で、全体としては年々下がっていると思います。
「字は追っているけど、読んでいない、内容が入っていない」と感じます。結果
「書いてあることを読み取れず、書いてないことを読み取ってしまう」状態となっています。
言い換えれば、自分に都合のいいように読んでしまう。そのため、
「筆者の主張を書きなさい」という問題なのに、
「自分の主張を書いてしまう」のです。これでは国語の成績は良くなるはずがありません。
ではどうやって相手の主張を理解するのか。
それはまず論説文であれば
「キーワードをつかむ」ことです。
キーワードは筆者の言いたいことであり、本文の中に複数回出てくるものです。もちろん、最初の段落や最後の段落にも出てきますが、あまりそれに囚われてもいけません。
物語文であれば
「主人公の心情の移り変わり」です。
これ以上書くと、授業のネタバレになるのでこの辺にしておきますが、まだまだポイントはあります。
まずは相手の主張をとらえられなければ、それ以上のコミュニケーションは取れません。今後の人生にも大きく響くことなので、早急に対応しましょう。