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「書かせる」ということ ①2021.02.13
前回に引き続き国語の話です。
高校生の英語の指導をしていて、愕然としたのですが、学校の単語テストが四択でした。
確かに共通試験はもとより、私立大学の問題の多くはマークシートです。高校入試もマークシートです。かろうじて英作文はありますが、偏差値55くらいまでの学校を目指すのなら、全部捨てでもなんとかなるのかもしれません。もちろん私は大反対ですが。
なんか、その話を聞いて本当に情けなくなりました。大学入試の多くがマークシートだから、英語のスペルミスを指摘されないから、4択で勉強していく。本当にその高校の英語の先生たちは、そんな指導をしたくて英語の先生になったのですか?もっとしっかりしてください!
どうして、英語の勉強をしているのか。諸説あるでしょうが、私は世界の最新情報、第一報というのは英語で発信されるからだと思っています。日本語は全世界で1億人しか喋っていないのです。きわめてローカルな言語なんです。研究論文でも、日本語に翻訳された段階でその論文は時代遅れと言っていいかもしれません。これからはますます英語は必修というか、英語が使えなければお話にならないという時代でしょう。
そんな中、大学入試突破というところだけを見て、本来の英語教育をしていないとなれば、生徒たちはもっとそっぽを向きますよ。キチンと英語の必要性を説いて英語教師を目指した時の気持ちを思い出して、改善してください。
そのほかの生徒を見ていても強く感じるのですが、多くの生徒が「書く能力」が極めて弱くなっていると思います。おそらくそのあたりを私立校の先生たちは危惧して、特に私立中学の入試に関しては書かせる問題が多く出題されています。
何かのテーマに沿って「書く」場合は、
①まずは相手の主張を理解し、
②自分の考えをまとめて、
③適当な言葉を選びながら文章にしていかなくてはいけません。
この3つに関してこれから私の考えを述べていきます。