新着情報
- 府中個別学習塾[HOME]
- 新着情報
- なぜ「学歴社会」は消えないのか
なぜ「学歴社会」は消えないのか2021.01.30
一昔前ほど「学歴偏重」の空気はないものの、また一定の学歴否定派は存在しているものの、まだまだ社会には学歴によるヒエラルキーは存在しています。
特に就職活動中には痛感するでしょうし、「学歴フィルター」なんてものには震え上がるし、まだまだこれから先の人生においては「あいつは〇〇大学出身だから」なんて言葉はついて回るでしょう。
確かに大学なんて一発の試験をたまたま通っただけだし、その人物の一面を表すに過ぎないし、たとえ東大出身でも「勉強しかできないね」という人もいるし、頭がよくっても心がついていってなかったらダメだよ、という言葉にも一定の説得力はあります。
でもそれでも学歴重視社会は打破されません。なぜか、それはこの社会の決定権を持つ人たち、もしくは影響力を持つ人たちがほとんど高学歴だからです。いいかえれば、今の社会のシステム、受験など、を勝ち抜いた人たちが社会を動かしているからです。だから、そういった人たちは今の社会システムを変えようとしません。
ゲームのアップデートでこれまでのゲームシステムが少し変更し、ゲームバランスが変わったとしても、多くのプレイヤーはゲームが面白くなって、プレイヤー数が多くなればそれでよしとするでしょう。
でも実社会ではそうはいきません。自分の立場・権力がかかっていますから。そのゲームで勝っているプレイヤーはアップデートなんて考えません。よって文部科学省は見かけだけの教育制度改革をし、公立の教育現場はなんやかんや理由をつけてリモート授業を進めません。リモート授業なんて進めたら、中堅以上の先生の発言力が弱まりますから。でも学校現場が変わらなければ社会全体が変わることはないと思います。
だからもし、あなたが社会を変えたいと思うなら、その考えに至った経緯を決して忘れることなく、この社会を優位に生き残り、大きな決定権を持ったところで初心を思い出し、いい方向へ舵を切ってください。
もしくは私みたいに、こじんまりとした会社を作り、誰にも邪魔されることなく、また社会にも邪魔と思われることもなく、生きていきましょう。