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映像授業について2020.11.11
先日、去年大学を卒業した元講師が、年末調整関係の書類を取りに来ました。
その講師が就職した企業も、入社当初に関してはテレワークとなったそうです。今では3分の1ずつの分散出勤であるそうなのですが、本来あったであろう研修メニューがすべて飛んでしまい、試行錯誤しながらテレ研修をしていたそうです。
全てのことが初めてなので、バタバタしてしまうのは仕方がないと思いますが、とにかく分かりづらかった。リアルタイムでチェックをしてもらったり、判断を仰げないので、とにかく不安だった。と言っていました。
こういったこと、いまも映像授業をしている教室は解決できていますか。とても不安になります。
「映像授業」と言っても、さまざまな種類があります。
放送大学のように一方的に先生が話し続けるスタイル。
双方向で、生徒も発言できるようなZOOMを使うようなスタイル。
生徒の手元も写し、ノートのチェックもできるスタイル。
それぞれに長所短所があるので一概にいい悪いは言えないし、当教室のスタイルと比べてもしかりです。また各御家庭のネット環境や、どういう機材をお持ちなのか、またどこまでそろえていただくのかという問題もあります。そりゃあお金をかければかけるだけ、一般的には快適な環境にはなりますが、仮にグダグダになってしまったら「せっかくそうまでして機材をそろえたのに」とグサリと刺さる一言が出てきそうな気もします。
総じて自分の感想として、リモートとは
仕事のやり方や流れ、またそれぞれのキャラクターをきちんとお互いに理解したうえで初めて成り立つものであり、何かを教えたり、身に着けたりするのには、教わる側にも教える側にも相当の情熱が必要で、ましてや「いやいや勉強する」という状況では効果は限定的。と考えています。
勉強を教えるためには、教科書の例題を真似させたり、いつでも質問ができる環境が必要だったり、生徒の反応を見ながら話を進めたり、時には隣に付きっ切りになる必要もあります。特に空気感を大切にしたいと思っております。
今年はとても特殊な一年で、普段考えないようなことで、だいぶ迷うこともありました。今ではそれを乗り越え、また一つ自分の考えをブラッシュアップできたと思います。
結論、ホントのバーチャル空間ができない限り、私は映像授業をすることはないでしょう。