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子供に任せる前に2020.10.22
「放任主義」と言えば聞こえはいいですが、最近「子供の判断に任せている」とおっしゃる保護者さんが増えているような気がします。大まかな流れとしては、それでも構わないとは思いますが、ただ一点気になるところがあります。それは「お子様に十分な情報を与えていますか。また十分なコミュニケーションを取っていますか。そして一緒に悩んでいますか」ということです。
これも肌感覚でしかないですが、最近のお子様は押しなべて「幼い」と感じることが多いです。宿題をきっちりやれなかったり、授業時間にチョイ遅刻をしたり、問題文をキッチリ細かいところまで読みこなせなかったり。
そんな生徒たちを「放任」させてしまっては、より自分の欲望に忠実な行動に走るでしょうし、これを改めようと思っても、お子様にしてみれば、一度手にした自由(野放し状態?)を手放そうとはしないでしょう。
「放任」するにあたっては、お子様の方にも責任が発生します。勉強よりもゲームを優先させる責任。宿題をしない責任。果たしてお子様はそういった責任を負えるでしょうか。
まずは良いことも悪いことも情報を与えるべきだと思います。
お金のこと。将来は自分で稼がなくてはいけないこと。
まだまだ日本では学歴重視の面が色濃いこと。今後もその流れは変わりそうにないこと。
確かにeスポーツは流行りつつあるものの、純粋にゲームと配信だけで生活できているプレイヤーは50人いないこと
将来やりたいこと。夢などがまだないのなら、大学進学しておいた方が無難であること。
などなど。たいていの必要な情報は探せばありますし、もちろんフェイクには気をつけなくてはいけませんが、出典に気をつければ問題ないと思います。
当然、それぞれのご家庭で(お父様とお母様とでも)価値観は違うと思いますが、しっかりとすり合わせをしたうえで、お子様に任せましょう。情報も与えず、方向性のすり合わせもせず、「自主性」に任せていては大変です。
「本人のやる気が出るまで待っていようと思います」と言ってしまえば一見、自主性を重んじているように見えますが、まだまだ幼いお子様にとっては「好きなことを好きなだけやっている」にすぎません。つらい勉強よりも、楽しい遊びを優先させるのは必然です。果たして本人のやる気が出るのはいつでしょうか。それとも一生やる気が出ないのでしょうか。
そこはビシッと「人生の先輩」として「今のままではヤバいのでは」と人生の先輩としてのアドバイスをする方が良いのではと思います。
もちろん、ごく一部そんなことをせずとも自らスケジュールを立て、計画的に物事を進められるお子様もいらっしゃいます。でも、大多数のご家庭は、悩んだり、怒ったり、自己嫌悪に陥ったりしながら進んでいくのだと思います。
もしも、お子様に合った学習塾を探そうと思っていらっしゃるのなら、一度、府中個別学習会にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。