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映像授業の功罪2020.01.23
まず最初に私は映像授業や、授業のIT化には反対の立場です。
ごく一部、空間図形の説明や、展開図の考え方等、教えやすくなるものもあるかもしれませんが、だからと言って、すべてのものをIPadでやることに魅力は感じません。
特に映像授業です。正直様々な業者から誘いがあります。でもすべて断っています。当たり前です。なぜなら生徒には「個性」があるからです。
人それぞれ、歩くスピードや食べる量、味の好みがあるように、学ぶスピードや科目・単元の好き嫌いには違いがあります。
1回の説明ですべて完璧に理解する生徒もいれば、多少アバウトでもガンガン進みたがる生徒、ちょっと集中力が足らない生徒。さまざまな特性があるのに、映像一本ですべて解決しようとするのには無理がありすぎないですか?
また、目指す学校にも対応しているのか不安が残ります。偏差値50の学校を目指す生徒と、偏差値60の学校を目指す生徒では、やはり扱う教材、達成したい理解度、やらなくてはいけない問題は違ってきます。こういったところも無視しています。
確かに一定の功もあります。それは地方に対しても、均一なサービスができているところです。地域格差や経済格差を解消する一助になっているからで、どうしても地理的環境等で塾にアクセスできない生徒に勇気を与えられます。
ですからそういった部分は否定することはできないですが、それにしても効果は部分的なことが多いと思います。どうしても自己管理しなくてはいけないとか、各個人の復習力がないと定着しないとか、小テストができないとか問題も数多くあります。
以上のことから、府中個別学習会では、「個別指導」を行っている以上、多少コストや手間はかかりますが、アナログな学習方法で行きたいと思います。それが生徒にとって最大の利益になると思うからです。