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一人で勉強ができるようになる4段階 ②2019.07.12
勉強ができるようになる4段階の最初の段階で、
①意識していないし、できない
状態の生徒に対しては、どのように対応するべきでしょうか。
例をあげれば、「朝、早起きする必要がないから、目覚ましかけずに寝る」みたいな感じです。夏休み中の学生。もしくはだらしない大学生でしょうか。
「する必要がないから、意識しないし、やらない」そんな状態です。
そんな人間に
「休み中であっても、早起きしなさい」といってもできないでしょう。
中にはごく一部私のように、
「休みだからこそ、早起きして、遊び倒すぞ」と変わった考えをする人もいるかもわかりませんが、それは裏を返せば、すごく目的意識があるので、意識が高いことになるのでしょう。
では、意識すらしていない生徒に対してはどうでしょう。
そういった状態の生徒に関しては個人差はありますが、本人の興味のある分野で置き換えて話をすると通じることが多いです。
間違っても、大人の論理で押し切ってはいけません。
「後で後悔することになるよ」
「勉強しないときっと困るよ」ではなく、
「ゲームや部活を頑張った生徒は、勉強もできると思うよ。だって共通項が多いから」とか、
「成績をバシッと上げたら、夏休みライブに行っていいって、お母さんが言っていたよ」とか
「将来声優になりたいのなら、逆に大学入ったほうが親を説得できるのでは」など。
本人が興味があることに引き付けて、「勉強はできたほうが得」と感じてもらうことです。
また、本人がやる気になるまで待つ、というのも得策ではありません。いつやる気になるかわからないし、ひょっとしたら、やる気にならないかもしれません。勉強というのは虫歯みたいなもので、痛くなったら結構手遅れです。
意識していないものに対して、意識させるのは骨が折れます。なぜなら、意識していなくても、決定的には困っていないからです。何となく友人と遊んでいるほうが楽しいですし、昔に比べたら、誘惑も多いです。
でも、そんなことじゃダメでしょ。やっぱりなんだかんだ言って、学歴と収入には相関関係はあるし、一流企業・人気企業に入社しようと思ったら、それなりの大学を出ていなければ厳しいし、やはり学歴っていうのは究極の「資格」だと思います。
生徒たちもきっと、何となく気付いてはいるから、勉強に関しては完全には「意識していない」ということはないと思います。ちょっと、「親の言うことを聞きたくない」とか「努力するのはカッコ悪い」といった逆ベクトルが働いているのかもしれません。少しでも前に進んでくれたらと思います。