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「国語力」ってなに?2019.05.16
この質問は直接は受けたことはないのですが、一度は自分の考えを記しておこうと思います。なるほどねと思っていただけたら嬉しいし、う~んと思ってしまったのなら日々自分自身をレベルアップしていかなければならないなと思います。
「国語力」と一口に言っても、それば「読解力(共感力)」と「表現力(空気を読む力)」に分かれると思います。
相手の言っていることをきちんと理解して、相手の受け取りやすい言葉で投げ返すということです。
当たり前のことですが、きちんと会話ができるようになればいいのです。
よく会話のキャッチボールという表現がありますが、うまいキャッチボールができるようになるためには当然練習が必要です。
まずは「読解力(共感力)」
「国語」という科目の特殊性は、答えが全部問題用紙の中に書かれている。ということです。
一部、漢字やことわざ、文学史、文法といったものはあるものの、そういったものを暗記することだって、ほかの科目よりは量自体が少ないうえ、普段から使うように心がけていれば、忘れることもないでしょう。
つまり、注意力さえあれば90点近くをとることはさほど難しいものではないと思っています。
その「答えを探す」ということも、ある程度はパターン化することもできますし、「慣れ」で大体この辺とあたりをつけることもできるようになります。
前回も記しましたが、100題くらいを解いてできるようにしていきます。
次に「表現力(空気を読む力)」です。
おそらく生徒さんの多くがここで苦労していますし、今後の入試を考えても、強化していかなければならないでしょう。
30人クラスの限界
日本人はそもそも自己表現が苦手
読書量の低下 などなど
様々な原因らしきことが言われていますが、とりあえずそういったものは横に置いておきましょう。
私が言いたいのは
「集団授業で表現力を磨くのは絶対に無理。個人で頑張るのも結構きつい」ということです。
集団授業のケースで考えると、たとえ少人数制で一人の先生が10人の生徒を見ていたって、一回の授業が50分なら一人当たり5分の指導時間しかないことになります。
仮に作文の宿題があったって、さほどうまくない作文を10人分見るのは想像以上に大変で、せいぜい誤字脱字の指導にとどまり、内容まで突っ込んだアドバイスは至難の業でしょう。
「どうしてこの作文ではだめなの」と疑問を持ったって、適切なタイミングで指導しなければ、生徒自身もどうしてそんな作文内容にしたのか忘れてしまうでしょう。
個人での国語の勉強も大変で、なぜなら自分を客観的に見るのはほぼ不可能だからです。
模範解答と自分の答えを見比べて、一字一句の違いもなければいいのですが、「この答えで良いのかな」と疑問を持つような答えを自分が書いてしまったら、全部マルにしてしまうか、全部バツにしてしまうかのどちらかだと思います。
やはり、表現力を鍛えるのは「個別指導」しかできないと思います。
「個別指導」であれば、完全に本人のレベルに合わせて指導していくのはもちろんですし、会話ベースで進んでいくので「受け答え」をしなくてはいけないので、休んでいる暇もありません。
もしもマルかバツかを迷うような解答であっても「ここのキーワードを入れよう」とか、「この表現を削ろう」といった生徒の答えをベースにして話を進めていくようにしています。
もしも「国語力を磨きたい」をお考えなのでしたら、ぜひ一生懸命やっている塾を選んでください。