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国語力が必要な理由2024.04.10
鎌田の携帯のAIは鎌田自身が野球・F1・競馬が好きなことを学習してしまったらしく、携帯を開けばいつもその項目が上位に並びます。スクロールしていくと学習関係の項目がいくつかあります。
今日、電車の中で携帯を開くと「国語力なるものにダマされてはいけない意外な理由」というタイトルのブログがありました。残念ながらタイトルもあいまいで再検索をかけようにもヒットせず、内容もショッキングであったものの一字一句思い出せるわけもなく曖昧で申し訳ないのですが、記憶の範囲でのお話で申し訳ありません。
筆者の主張その1
国語の成績のいい子は算数も優秀ってほんと?
うそ
国語ができたら自動的に時計が読めるようになるのか、四則計算ができるようになるのか、常識的に考えればそんなはずがないことはおわかりいただけるでしょう。
筆者の主張その2
「国語力を鍛えたところで、ほかの科目の点数が上がるわけがない。
算数や数学の問題文と言っても長くて4行なので、その文章を読めないわけがない。多くの文豪が算数や数学が得意だったエビデンスもない。」
鎌田の考えとしては、確かにそうです。どこのレベルの問題を指して、長くて4行と言っているのかは不明ですが、入試だと10行以上の問題もザラです。でも、4行の問題文も読めない生徒は確かにいるし、この文章が食塩水の問題なのか、速さの問題なのかも理解せずに解いている生徒も確かにいます。こういった生徒は一緒に読み合わせするしかありません。
鎌田が国語をやらなくてはいけないと考える理由は、小学生であれ、中学生であれ、それ以上であれ、国語力がなければ数学であろうと物理であろうと、絶対的な壁にぶち当たるからです。各科目偏差値60くらいです。なぜそこに壁があるのか。それは完全に理解できていないと解けない問題が発生し、もっと言えば暗記でゴリ押しに限界が来るのです。鎌田の言う完全理解とは、自分の言葉で説明できるレベルです。自分の言葉で説明できるようになるためにはやはり国語力は必要です。
もっと言えば社会人になってから苦労するということです。別にテストの点数を上げるためだけに勉強するわけではありません。社会人になれば、会議はあるし、プレゼンはしなくてはいけないし、仲間内の衝突もあります。そんな時に自分の意見をできる限り分かりやすく表現しなくてはいけないでしょう。もしも、リーダー的な立場になりたいのなら、国語力は必要でしょう。もはや背中で語る時代ではありません。
この筆者の意見を完全には否定はしませんが、勉強をテストの点数を上げるためだけに限定してしまう近視眼的であり、国語力の必要性のなさを文豪を引き合いにしてしまうセンスのなさに悲しくなりました。このブログの中で筆者自身が理系であり、暗記モノが苦手であったことをおっしゃっているので、国語力が必要のない世界から、国語をディスっているので、なんとも内容の薄いものでした。
様々な主張が世の中にあり、またブログなどで簡単に発信できる時代になりました。まさに玉石混交なので、鎌田自身も石ころから玉になれるように日々研鑽です。