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今年も大学4年生の講師陣たちは、進学する者、就職する者もおり2月3月は卒業旅行やら、新生活の準備やらで忙しそうです。去年まではまだコロナ渦であり、少なくとも卒業旅行はなかったので、その部分は良かったです。

そんな人生の新たなる一歩をを踏み出す4年生たちも、果たして「自分のやりたいこと」ができる環境に進むのであろうか。自分のやりたいことを仕事にしてはいけないと常々言ってはいましたが、せめて「やりたいことをできる時間の確保」はしてほしいと思います。

鎌田はそう考えるのですが、どうやら小学校や中学校はそう考えていないらしいです。先生たちが好きな「あなたの夢は？」とか「将来なりたい職業は？」といった調べものがあったり、ご丁寧に発表の時間も確保してくれたりする。学校の先生たちは、小学校や中学校から先生になりたいと思っていた方が多いでしょうから、きっと生徒たちも自分の将来像や夢を持っているに違いないとお考えかもしれませんが、そういったものは持ち合わせていない生徒が大半です。

自分の好きなことを仕事にしてはいけない説ですが、例えばディズニーが大好きだったとして、三井不動産に入社し、オリエンタルランドに出向したとしましょう。絶対に見たくない部分も見てしまうと思いませんか。恐らく守秘義務もあるので、SNSにつぶやくこともできないでしょう。ものすごいストレスを抱えそうです。

「自分のやりたいこと」は与えられるものでなく、見つけるものでもなく、自然と湧き上がってくるものではないでしょうか。大学4年までやりたいことがなかったとしても、やりたいことをできる時間とお金をキープできることが重要で、そうなれる選択肢を持っておくことが大事です。

そのためには、選択肢が狭まらない学校に行くことが大事でしょう。