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実力以上の学校に合格をもらった時 32024.01.10
またまた前回の続きです。
④人気の学校はそれだけの理由がある。
鎌田はよく「一つでも上の学校に行け」といいます。その理由は友達、先生が全く違うということです。正直勉強の内容自体はどこの学校もそんなに違わないと思います。修学旅行先や設備には違いがあると思います。でも、そんなハード面よりもソフト面の方が大事です。なぜならお金で買えないし、本当に一生ものだからです。
変な話、卒業生たちも違います。早稲田や慶応であれば言うまでもありません。OB、OGたちは綺羅星のごとくいます。慶応であれば三田会なるものもあるそうで、実際どのくらいの力を持っているかわかりかねますが、存在価値、存在理由があるから三田会はあるのでしょう。
実際は社会人になったら、テストみたいにすべてにマルバツをつけるわけでもなく、人間としての能力トータル勝負なります。恐らくですが、そんなに差がなくなります。一長一短のある部下たちから上司はどうやって仕事を割り振るのでしょう。抜擢するのでしょう。多分、同じ学校出身というのは無関係ではないと思います。野球界でも同じ高校、大学を優先しているのでは、というシーンはよく目にします。実力が抜けていればそういったこともないのですが、実力が拮抗しているライバルがいるとき、もしくはドラフトの時、そう勘ぐってしまうときがあります。
⑤そもそも合格をもらって(勝ち取って)そんな発言は不合格になってしまった受験者に対する侮辱。
例えばオリンピック代表選考の大会を優勝した選手がいたとして、その選手が試合後のインタビューで「いやぁ、私なんかが選ばれて、まったく自信がないです。オリンピックで活躍なんてできませんよ」こんな発言をしたら、2位以下の選手はどんな気持ちになるだろう。「ふざけるな。俺の方が大暴れできるのに」と思うだろう。
厳しい話、君の合格の裏には、多くの不合格者がいる。だからと言って、その不合格者がかわいそうだと手を抜いてはいけない。それは入試というステージの侮辱につながる。相手にも失礼だ。お互いに全力を尽くすからこそ、お互いに成長できる。そして、その不合格者の多くは次のステップでのリベンジを誓っている。これも返り討ちにしなくてはいけない。もちろん次のステージの勝敗は誰にもわからない。だからまた全力で成長しなくてはいけない。
自分にはそんな実力はありません、というのはある意味、不合格になった時の言い訳、謙遜なのかもしれません。しかしながら入試の世界においてはそんな謙遜はいらないし、言霊にしてしまっては自己暗示にかかってしまいます。「どうせ無理だから」の「どうせ○○」はもう止めましょう。勝負を左右するかもしれない時の運が逃げて行ってしまいますよ。