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嫌々やっていては時間の無駄です。2023.10.26


私の大好きな楽天イーグルスはクライマックスシリーズに出場できずに、すでに今シーズンは終了してしまっています。

野球の世界に限らずスポーツの世界は昔ながらの「スポ根」は一掃されつつあります。確かにまだ根強い部分はあります。プロ野球の世界でも「罰走」が話題になったりしていました。

昔の部活では罰走は確かにありました。10年ほど前の2月、群馬県の中学校前にノベルティ配りをしたことがありましたが、その時中学三年生の女子たちが全員で罰走をしていました。教室でその理由を聞くと「バレンタインチョコを持っていったことがばれたから」とのこと。

最近特に思いますが「罰として〇〇するように」というものには効果ありません。例えば教室の掃除。きちんと丁寧にするわけがありません。例えば反省文、ダラダラ時間をかけて書いて、先生との我慢比べになるでしょう。前述の罰走、集中もしないで走ったら、けがの元です。足をくじいたり、関節を痛める可能性もあります。運動部と文化部が同じ量を走ることにも疑問が残ります。

昭和的でありますが「本人たちが納得すればいいのでは」という意見もあるかもしれません。チョコレートを持ってきたのであれば、なぜいけないのか、当事者を体育館にでも集めて、話し合いをしたらいいでしょう。本人たちが納得したのなら、それで終了です。走らせる必要性はないでしょう。反省する生徒はそれでキチンと反省します。走っている間に反発心が反省に変わることはありません。

一番怖いのは、走ることが嫌いになることです。トレーニングとしての走り込みは大切です。心肺機能の向上、瞬発力やスタミナの向上もあるでしょう。また、運動としてだけでなく趣味としてのランニングもありますが、中学時代に「罰としての走り込みを強要」されたとしたら、将来において「走る」ということが罰になってしまいます。

 

勉強においてもそうでしょう。「居残り勉強」みたいな響き、最悪です。とある塾では「強制自習」なるものがあるそうですが、「自粛を要請」みたいな感じで笑えません。「強制自習」が嫌だから勉強するのでしょうか。補習が嫌だから勉強するのでしょうか。もしもそう考える指導者がいるのなら一刻も早く脳内をバージョンアップしてほしいです。なぜならその指導者は勉強は辛いものとして捉えているからです。

勉強は本来楽しいものです。運動も楽しいものです。学校はなぜか勉強も部活も辛いもの、耐えるものとして扱い、結果、勉強も運動も嫌いにさせて卒業してしまいます。なぜなんだろうと思いますが、一つの仮説として、学校の先生たちが勉強も運動もそんなに得意ではなく、学校の先生たち自身が勉強も部活も辛いもの耐えるものとして経験してきたからかもしれません。スポーツの世界、部活の世界は生徒の自殺の事件などもありスポ根を一掃しようとしていますが、勉強の世界も根性論はもう止めにしてほしいです。「ホシガリマセン カツマデハ」ではありません。受験戦争なんて言葉もありましたが、戦争はもう終わりましたよ。



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