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脳に栄養を与えよう2023.10.24
勉強の仕方につながる部分です。勉強をやり始めた生徒にはちょっと難しいかもしれませんが、「へー、そんな世界もあるのか」となるかもしれませんので、スルーはしないでいただきたいです。
よく、勉強は暗記なんだ、暗記すればいいのだという方がいらっしゃいますが、私は少しその意見には懐疑的です。多くの生徒は暗記をするという行為自体に抵抗はありますし、人間の脳は忘れるようにできているので、何の脈絡もなく暗記し続けるは効果は薄いと感じます。またAという事柄とBという事柄を逆に覚えてしまう恐れもあります。
確かに漢字や英単語など勉強のベースとして暗記しなければならないものはありますが、勉強すべてを暗記で乗り切ってしまえると考えるのは少し無理があると思います。
入試の世界でも知識を問われる問題はどんどん少なくなっていて、「なぜ」を問われる問題が増えている印象です。
受験生たちはそろそろ過去問に取り組んでいる時期でしょうか。過去問はその学校で教えている先生たちからのメッセージです。上位校であればあるほど、伝統校であればあるほど、自分の学校らしさにこだわっている印象です。英語の文章や国語の文章の長さ、時事問題を絡めてきたり、数学の答えが自然数だったり。
偏差値で受験する学校を決めるのも、一つの物差しですが、やはり過去問を解いてみて、相性を考えるのも大事だと思います。
さて、タイトルの回収ですが、こういった過去問を解いていて、例えば図形の問題で、「補助線一本引いたらパッと解けた」みたいな経験はあると思います。その問題は恐らく一生忘れないし、勉強の楽しさの一部だと思います。考える時間が長いほど「どうしてこの補助線が見えなかったのか」と悔しくなりますし、逆に問題製作者が仕掛けた罠に気付けたりするとますます勉強が楽しくなります。こういった経験が頭を良くしていきますし、成功事例の積み重ねになっていくし、こういったことが脳に栄養を与えている瞬間だと思います。過去問にはいい問題がたくさんあります。ドンドン吸収して脳に栄養を与えましょう。