府中の塾　府中個別学習塾　国語と勉強の仕方を大切にする塾

恐らく、ありとあらゆる学校や学習塾の先生達が言っているであろう「分からないことがあったら、質問しに来るように」という言葉。これはおかしいし、アドバイスにもなっていないし、ひょっとしたら職務放棄になっているかもしれないと考えましたので、今後府中個別学習会では、この言葉は禁止とします。

 

その理由は

 

例えば、あるスポーツクラブのコーチが「もっと、テニスがうまくなりたかったら、質問しに来るように」というような発言をして、生徒たちは自由に練習し始めたとします。でも一切質問しに来ません。コーチも「問題ないのかな」と考え、生徒に対してアクションしません。当然そのような生徒は技術も向上せず、試合にも勝てません。そんなコーチへ親御さんたちはどんな評価を下すのでしょう。

テニスはまだいいです。練習を見ていれば自然と問題点も見えてくるでしょうし、アドバイスもできるでしょう。でも集団授業は？個別指導でも担当制のところは？塾長は生徒がどれぐらい成長しているか把握できますか？こう疑問を投げかけるのは、スポーツと違い学習は、頭で考え、暗記するべきものは暗記し、論理的に考えれば解決するものは、その論を把握しなければなりません。つまり、ぱっと見は成長しているのか、壁にぶつかっているのか分からないと思います。

なので、府中個別学習会では、ノートチェックに力を入れています。ノートは生徒の頭の中身を写す鏡です。数学であれば、図や表、途中式、筆算が書かれているか。できれば例題をマネして解いているか。細かく細かく、なぜそうしなければならないのかまで掘り下げて説明します。

そこまでする理由は、多くの生徒たちが「何が分からないのか分からない」からです。「分かっているつもり」になっている。もしくは「こんなもんだろう」と考え、自分へのハードルが低いからです。自分の課題をきちんと把握している生徒は、すでに偏差値75以上です。

 

キチンと注意を払える、自分を疑えるようになる。そういったことを出来る人間を泥臭くノートチェックしながら育てていきたいと考えて言います。