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へたくそだから2023.02.16
今更ながらに「ハイキュー」を見ています。
以前から面白いの評価は知っていましたが、ここまでとは思っていませんでした。「スラムダンク」世代ですが、ちょっと近いものを感じます。
これはとあるシーン。
体格的にもセンス的にも恵まれているであろう「サポートキャラ」の選手が、いまいち一歩引いて主人公たちと接してしまう。「スラムダンク・三井」の悪い所がまだ残って部活に復帰したと思ってください。その選手が他校との合同合宿に参加して、相手校のエースとの会話です。
「月島くんさ!バレーボール楽しい?」
「いや…特には…」
「それはさ。下手くそだからじゃない?」
「な…」
「俺は3年で、全国にも行ってるし、お前より上手い。断然上手い!」
「言われなくてもわかってます。」
「でも、バレーが”楽しい”と思うようになったのは最近だ」
「!」
「(楽しいと思えるようになったのは)”ストレート打ち”が試合で使い物になるようになってから。
もともと得意だったクロス打ちを、ブロックにガンガン止められてクソ悔しくてストレート練習しまくった。
んで、次の大会で同じブロック相手に全く触らせずストレート打ち抜いたった。
その一本で”俺の時代キタ!”くらいの気分だったね!–“その瞬間”が有るか、ないかだ。」
「……」
「将来がどうだとか次の試合で勝てるかどうかとかひとまずどうでもいい。
目の前のヤツぶっ潰すことと、自分の力が120%発揮された時の快感が全て。
–まぁ、それはあくまで俺の話だし、誰にだってそれが当てはまるわけじゃあねえだろうよ。
お前の言う、”たかが部活”ってのも、俺は分かんねえけど間違ってはないと思う。
–ただ、もしも”その瞬間”が来たら、それが、お前がバレーに嵌る瞬間だ」
前回のお話と要素はかぶるのですが、鎌田も最初から勉強が好きだったわけではないです。中学受験したのも「野球がやりたかったから」という、あまり褒められたものでもないです。受験勉強の最初は「九九の暗記」でしたので、それはそれは苦痛の毎日でした。でも、勉強の仕方が少しわかって、模試の成績が偏差値60を超えたあたりから面白くなっていきました。
テストって所詮人間が作るものなので、問題作成の意図があるんです。こういったことを聞いているのだなとか、ココに引っ掛けがあるなとか。問題文を読んでそんなことが察知出来たら面白くなっていきます。
今までできなかったことができるようになったり、自分の成長を実感したり。実生活にも通じることですが、チームスポーツと大きく違うことは勉強は究極的に自分との戦いです。確かに合格最低点や偏差値、平均点、合格倍率もありますが、そういったものは自分でコントロールできるものではありません。それよりも自分の課題をクリアーすることだったり、守備範囲を広げることだったり、自分のできる事に集中したほうが良いでしょう。
まずは勉強の仕方を身に着け、効率よく勉強を進めていきましょう。