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そもそも問題文を読めない生徒たち2023.01.11


以前、ツイッターで話題になっていたものに

「Aさんは2㎞先の学校に行くのに30分かかりました。Aさんは時速何㎞でむかいましたか」

的な問題がありました。(元ネタはジュースを分ける問題でした。思考手順はほぼ一緒なので速さの問題にしました。)

大人であれば30分イコール0.5時間だから、時速4㎞と即答できると思います。

でも、多くの生徒は30÷2をして時速15kmとしてしまいます。間違えたのが36%だったそうです。以前から言われている7.5.3の法則、「小学校範囲のことをきちんと理解しているのが7割、中学範囲だと5割、高校範囲は3割」にのっとれば、まぁまぁ、そんなもんかなと思いますが、速さは割合の範囲でもあり、この単元をきちんと理解していないと実生活で多大な不利益をこうむります。30分の部分を0.3にしてしまったりする生徒も中学3年生でもいたりします。

いろいろな考察も出ていますが、私は今まで「問題文の中の整数を適当に組み合わせて、それっぽい答えになるようにする」生徒を何人も見てきました。つまり、答えや途中式に分数・小数が現れないようにしていくのです。これは、小学校のテストや間違えたところをキチンと考えさせない授業に問題ありだと思っています。小学校のテストだと、答えが分数や小数になるものは1問か多くて2問で、他の問題を全問正解したら90点を切ることはまずありません。この悪くはない点数で問題ないと思ってしまい、本当の根深い部分に切り込んでいけていないと思います。

また、「速さは(み・は・じ)だよ」といった、ただただ公式を暗記に頼る教え方にも疑問です。それではマイナスとプラスを混同したりする危険性が将来ありますし、これから習うことをすべて暗記して、大学入試に対応できるとも思いません。

いずれにしても少なくとも府中個別学習会においては、割合をはじめとする文章題に関しては、キチンと図や表を書いて指導していきます。確かに時間はかかりますが、食塩水も速さも割合の延長と理解してくれます。機械的に暗記で乗り切るよりも、しっかりと脳に刻まれると思います。

 

そのような泥臭い勉強をしているのが府中個別学習会です。



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