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漢字の書けない生徒って増えていますよね2023.01.09
まだまだ鎌田の雑感レベルではあります。でも、最近特に「漢字の書けない生徒」が増えている気がします。小学生、中学生、高校生までもそうであると感じます。府中個別学習会の生徒は漢検を積極的に行い、また宿題を課しなんとかできるようにしています。一度都立高校入試のデータにでもあたって、年度ごとの漢字の正解率を調べたいとも思っています。
漢字ができないことの弊害は多々あります。
まずは暗記の仕方が身につけられていないことです。みなさんも薄々気づいていると思いますが、勉強において暗記に占める割合は大きいです。漢字はもちろん、英単語、社会は言うに及ばず、理科だって暗記はしなければなりません。実技科目もペーパーテストはあります。数学に至っても原理原則は理解しつつ公式や解き方は覚えなければなりません。
小学生低学年から漢字を暗記することを通じて、モノを覚える訓練をしているのです。これをやっておかないと少なくとも中学に上がって地獄を見ることになります。決して「携帯電話で自動変換してくれるから、漢字を暗記する必要なし」なんてことを冗談でも子供の前で言ってはいけません。
また、漢字は子供たちの知的好奇心を刺激すると思っています。漢字を暗記モノでかたずけてはもったいなさすぎます。計る、図る、測る、量る、諮る、謀る、すべて読み方は「はかる」ですが、すべて意味が異なります。「おさめる」や「たいしょう」も同音意義語がたくさんあります。そういったことを私たちの耳と頭は一瞬で漢字変換しているのです。まあ確かに今の技術をもってすれば「貴社の記者は汽車に乗って帰社した」なんて文章も一瞬で間違いなく変換してくれますが、毎度毎度AIに聞くこともできませんし、スムーズなコミュニケーションを心がけたいなら、漢字は知らないより知っていた方が良いし、こういった同音異義のみならず、故事成語や四字熟語も興味を持ってほしいと思います。