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学校の国語のテストに関しまして2023.01.07
前回、「学校の国語のテストの点数を上げるのは簡単」と言いました。もちろん、テスト対策授業は教科書準拠のテキストを使っていくからではあるのですが、それだけではありません。
多くの学校の国語の試験では、100点満点中20点くらいが漢字、加えて10点から20点くらいが文法、もう10点が文学史や語句説明であり、いわゆる長文読解、これも学校の授業の繰り返しではあって本来イメージする長文読解とは距離がありますが、読解の問題は50点前後です。つまり、学校の授業を一切聞いていなくても取れる問題、暗記問題が50点存在するということです。
多くの大人は「国語はセンスで、暗記問題ではないから」とおっしゃいますが、それは間違い、もしくは認識不足です。早稲田大学も早実も僅かながら漢字の書き取り問題が存在します。都立高校の問題も20点分は漢字です。国語の得意な生徒はほぼノーミスか、やって1問不正解です。一度国語の問題をキチンと見てほしいです。
残念ながら国語が苦手な生徒はそういった「暗記問題」の得点率が低いです。漢字なんて半分もかけていない。文法はボロボロです。漢字の試験範囲なんて50個くらいなのに、そこから出てきそうな漢字も30個くらいに絞れるのに、10個の漢字が書けないです。文法も覚えることはわずかです。1学期の期末は名詞・代名詞。2学期中間は動詞・形容詞・形容動詞。2学期期末は連体詞・副詞。そんなペースです。確かに文法の時間はつまらないし眠くなります。でもそれが国語のテストの20点分と思えば頑張ってほしいです。
つまり、暗記の問題は50点中ほぼ満点を取って、仮に長文の問題を半分だったとしても75点は固いということです。「国語なんて学校の授業をキチンと聞いていれば80点は切らないよ」確かにその通りです。でも、国語が嫌いな生徒にとって「授業を隅々まで聞く」のは不可能で、であるならば暗記物を頑張らせてモチベーションを上げる方が効率は良いと考えます。即効性もありますし。