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無理だろって言われたら2022.12.07
受験シーズンになると思いだされることがあります。
まず一つ目は私自身の経験です。
小学校5年生の夏休み前、中学受験をすることを決意し、早稲田実業を第一志望にすることを決めたとき、よせばいいのに、みんなの前で発表してしまったのです。
その時、担任の先生が
「鎌田が早稲田実業に入れるなら、クラスみんな開成に入れる」
と言われてしまいました。「無理だからやめとけ」ということでしょうね。
もう一つが6年前の生徒の話です。
高校三年生で、当時のセンター試験をだいぶ失敗し、第一志望校の海洋大学にD判定になってしまいました。その時、彼女の担任の先生から、
「奇跡は起きないから」と言われて、落ち込んだことがありました。
この時期に生徒を落ち込ませてんじゃないよ。と正直思いましたが、結果、奮起し、見事合格を勝ち取りました。
残念ながら今年も3者面談で担任の先生から
「君の志望する都立高校は無理だから」
と言われて、モチベーションダウンしてしまいました。
V模擬の結果を見ての発言ですが、残念ながら表面の偏差値のみを見ての発言で、「社会が失敗してのこの偏差値」という部分を把握しておりませんでした。
この生徒とは、もう一度鎌田と話をして「なぜ鎌田は都立高校を無理だとは思っていないのか」を説明し、頑張ろうという気になってくれました。
受験とは挑戦することだと思います。
今の自分の実力通りの学校を第一志望にして、進学して何が楽しいのでしょうか。
高望みと思えるくらいの学校を目標設定して、実力を伸ばして、入試の対策をして、合格を勝ち取る。その過程で大きく成長していく、その成長を実感するのが楽しいのではないでしょうか。
人が努力しているときに「その努力は無駄だよ」という人が残念ながら一定数います。そういった人と話をするのも癪なので私はこう思うことにしています。
「あなたにとっては無理なのでしょう」
「あなたと同じレベルにいてほしいから、私のやる気を削ごうとしているのでしょう」
いま、受験というイベントをきっかけとして、挑戦しようとしていること、そのこと自体が素晴らしいことです。誰がどう考えても勉強するという行為が辛いものと分かっていますから。あえてそこに立ち向かおうとしている時点で、一歩成長しています。これからも努力し続け、成長していきましょう。結果、合格出来たら、それは素晴らしいことです。