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モチベーションを上げるには ①2022.10.04
良く面談時に「ウチの子にはやる気がないのです」と言われます。確かに、やる気にしても危機感にしても勉強に向かわせる気持ちの持ちようは大切です。
定期テストの結果が悪かった時、親から注意を受けたとき、友達の成績が急に伸びたとき、そういった時は急にスイッチが入ったりもしますが、なかなか長続きはしません。
なぜ長続きしないのか、それはおそらくやる気というのは、外的な刺激によるものではなく、自ら内側から湧き出てくるものであるからだと思います。悔しい、恥ずかしいといった感情で物事には向かえるが、当然その感情が薄まれば、やる気もなくなってしまいます。
また、やる気は不確定要素も多く含んでいます。友達と喧嘩した、先輩に注意された、歯が痛い、体調がすぐれないなどです。
理想としてはこういった不確定要素に左右される「やる気」とは別のもので勉強に立ち向かってほしいのですが、そんなものはあるのでしょうか。
私はその一つに「プロ意識」を挙げます。
皆さんだって仕事に行きたくない日、学校に行きたくない日だってあると思います。本当に体調が悪いのならそれは休んだ方が良いですが、基本的には仕事場や学校に向かうと思います。そこに強制力があるからです。
例えば、あのタモリさんだって、基本的に365日ウキウキウオッチングでした。それはものすごいプロ意識だったと思いますが、照れ隠しなのか「やる気のあるやつは去れ」と言っていたとされます。それは恐らくやる気のような上下の激しいものに影響されることなく、淡々とプロ意識でやりたいということだと思っています。なぜかタモリさんの番組は長寿のものが多いのも、そういったところが大きいと思います。
また、多くのプロスポーツの選手たちは「今日のお客さんは、スタジアムに来たのは最初かもしれないし、最後かもしれない。だから、しっかりと印象に残るプレーをしなければならない」と思っているそうです。たとえ昨日エラーしたとしても、やる気を落とすことなく、目の前のプレーに全力を注ぎます。これもまたプロ意識だと思います。
受験勉強の「プロ意識」ってなんだ?と思われるかもしれませんが、意識の問題です。お金を稼ぐとかそういうことではなく、使命感とかあるべき姿、規律を守る姿勢といったものです。
続きはまた次回。