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メモを取る習慣の必要性2022.06.15


とある大学の教授が「ゼミのガイダンスを実施したとき、誰もメモを取らない。メモを取った方が良いよ、と声掛けしてようやくペンを動かす。高校までの授業でそういった訓練をしていないのか、もしくは許可が出るまでメモを取ってはいけないと思っているのか」とつぶやいていました。

実際、当塾でも「メモを取るように」と頻繁に注意をしています。放っておくと生徒がミスをした原因や演習問題のポイント、辞書を引いた英単語や四字熟語など、今後の正解率アップに役立つことをメモろうとしません。解説を一回聞いただけでは定着するはずもなく、キチンと書き留めて復習をしなければ、自分の守備範囲を広げることはできません。

メモを取るときのコツなどは、学校でも集団塾でも教えてはくれません。私の場合も中学の国語の先生が

「テストで三角の多い奴は、基本的に先生の授業中の話を聞いていない奴だと思っている。黒板に書いてあることを覚えただけで勉強している気になっている。そうではなくて授業中に先生が発言したことにも注意を払うように」

と言われ、相当悔しかったので先生の発言もキッチリメモを取るようになって、それまで60点そこそこだったのが80点を切らないようになりました。

考えてみれば、学校の授業はテストの答えを言っているわけで、授業を聞かないことが、いかに非効率的かということを実感しました。

しかしながら、やはりメモを取るということも訓練が必要です。最初は私は先生のオヤジギャグや下ネタまでもノートに取っていました。そのためには予習も必須でした。何を書き留める必要があって、どこを省いていいのか、最初からわかる人はいません。

アルバイトを始めてメモを取るようにと言われることもあるでしょうが、どうせ社会人になったら必要なスキルなので、ぜひとも早いうちから訓練して、勉強にも生かしていってほしいです。

 

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