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なぜ、書かれていることを読み取れずに書かれていないことを読み取るのか2022.06.10
以前、少しネット上で話題になった問題があります。
例えば
Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。
この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。
Alexandraの愛称は()である。
①Alex
②Alexander
③男性
④女性
これは「読解力」の問題で、中学生の正解率は38%、中学1年生の正解率に至っては23%でランダムに選択するよりも正解率が低かったです。
細かい分析を見てみると、正解である①よりも④を選択する生徒が多く、このことから「愛称」という言葉を知らない可能性が高く、問題文の「愛称」という言葉を飛ばして解答し、そして、知らない単語が出てくると、それを飛ばして読むという読みの習性があるためです。「Alexandraは女性である」ならば、文として意味が通ります。
一見して、そんなこと書かれていないよ、と思っても分からない単語を飛ばして読んでみると意味が通ってしまうことはあるかもしれません。
「分からない単語があったら辞書を引くように」
「不明な部分は質問するように」
と言っても、結局、生徒の中では理屈が通っているので、それも難しいかもしれません。
ですので、今後ますます当塾で行っているような「会話しながら問題を解いていく」ことの重要性が増していくと思います。なぜなら分からない単語を飛ばしてしまうのなら、自分一人で勉強できないですし、集団授業でも成果は上げられないと思うからです。会話形式であれば、生徒の返答、表情から「あっ、分かってないな」と察することができ、違う表現や単語を使い、生徒が分かるまで説明することができます。
効率の良い勉強を求めているのなら、府中個別学習会にご連絡ください。