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失敗するかもと先に考えて、行動に移せない人へ2022.06.03


なかなか勉強に真剣に向き合えない生徒がいます。

例えば、定期テストの勉強をしようにも、どうしても先に部屋の片づけを始めてしまう。これは先延ばし行動(セルフハンディキャップ)といって、自分が高い評価を受けられるかどうか自信がない場合、課題を行うことを妨げるハンディキャップがあることをほかの人に主張したり、自分でハンディキャップを作る行為です。勉強を心のどこかで拒否しているので、やらなくていい理由を探してしまい、結果自分の部屋の掃除をすることに時間を使って、テストの点数が悪かったとしても自分のプライドを守る行動です。

定期テストもそうですが、受験勉強もスタートが早いことに越したことはありません。少しでも早い段階で勉強を始めたほうが良いことは分かっているのに、なかなかスタートが切れません。

では、いつかは切らなくてはいけないスタートを切るようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。

まずは「うまくいっても、いかなくてもいい」と思いましょう。変な完璧主義はいりません。例えば完璧な英語をしゃべる必要はないように。相手に伝わればいいのです。出川の英語でもなんとなくは伝わるのです。もしも伝わらなければ、次の通行人に聞けばいいのです。しかも「完璧な英語」が存在するのなら、「完璧な日本語」も存在するわけで、だれが完璧な日本語を話せるのでしょう。つまり「完璧な受験勉強」なるものは存在せず、自分に合った受験勉強が存在するのみです。自分に合った受験勉強は試行錯誤の中からうまれると思います。

もう一つは、とにかく楽しみましょう。確かに勉強は始めのうちは、苦痛だし、不正解ばかりだし、とにかく感情がマイナスに行く事ばかりです。では、勉強の周辺で楽しみを見つけてください。次の単語テストで満点なら、アイスを食べるとか。今まで分からなかったところが分かった、成長を感じるとか。夏期講習頑張ったら、ジャニーズのライブに行くとか。辛いことを辛いまま受け止められるくらい強い人ばかりではないです。時にはニンジンで釣られることもあります。そのうちに勉強そのものが楽しくなる時期が来ますから。それまでは勉強周辺に楽しみを見つけましょう。



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