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「できるようになる」まで練習することの重要性2022.02.26
時間を決めて勉強したり、勉強する量を決めて始めることの無意味さを前回考えましたが、受験勉強や定期テストの勉強するうえで「できる範囲」を広げなければ意味がありません。ではできるようになるということは、どういうことなのか。色々な定義はできると思いますが、私はそれは「言語化できる」ことだと思っています。
テストをしているとき、自信をもって解答して間違えることはほとんどなく、「これって、なんだっけ?」とか「ん?どっちだ?」みたいに、迷ったり、記憶があいまいになってしまった問題を間違えるわけです。「全くわからん」と言うのは単なる準備不足で、論外とします。
その、迷いやあいまいさを無くすには言語化することが大事で、簡単に言えば「自分の言葉で説明できるようになる」ことです。暗記したことを空で言えるとは違います。暗記はまだ「借り物」の状態で、自分のものにはなっていません。ですので、忘れてしまったり、逆にアウトプットしてしまったり、時間がたてば不確かになってしまいます。これでは定期テストでは戦えても、受験では歯が立ちません。暗記したものを自分の言葉にすることで、記憶が定着しやすくなります。
ですので、究極は「ノートを手に持たずの模擬授業」ができるまでもっていくのが理想で、そのためになるべく塾の授業では、生徒に説明させるようにしています。時間の都合もあるので、毎回とはいきませんが、理解度をはかるにはそれしかないと思います。
少し前にも言いましたが「正解はしているが理解はしていない」問題もあって、たとえ正解していても、勘で答えたかもしれないし、ひょっとしたら「ココは割り算の単元だから、次回も割り算かな」と悪知恵を働かせて、解いてしまったかもしれません。それを防ぐ意味もあって、説明させるようにしています。