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赤シートがなぜダメか2022.02.18
赤シートで勉強している人もいますね。という私も赤シートで勉強していた時期は確かにありました。でもその時は偏差値55以上にはいかなかったですね。私が思うに赤シートの問題は勉強した気になってしまい、仕上げの段階までにはいかないことです。
赤シートはお手軽です。それこそ休み時間や、電車の中、寝る前とかトイレの中といったスキマ時間でも手に取ることができます。でも、そういった時間は、「書いて覚える」ことができません。これではせいぜい選択肢の問題に対応できるだけで、書かせる問題や説明させる問題には対応できません。ですので偏差値55どまりなのです。
そこで、仕上げの段階にまで上げなくてはいけないのですが、私が思うに勉強の段階としては、
〇選択肢で正解するレベル
〇穴埋めで正解するレベル
〇重要語句を自分の言葉で説明できるレベル
〇一つの事件・出来事を流れで説明できるレベル
であり、赤シートでできることは、最初の「選択肢で正解するレベル」までです。穴埋めは漢字で書かないといけませんし、ましてや教科書に出てきた単語を並べるだけで重要語句を説明することはできません。
私の立場からすると、赤シートでの勉強は、「手軽で、書かなくてよく、勉強したつもりになれる」から流行っているのであって、「正しい勉強」か?と問われれば違うといわざるを得ません。ただ、新しい範囲のとっかかりであったり、あくまで勉強の第一歩であるという自覚があったり、偏差値50を目指す勉強としてはありかなとも思います。
色々な勉強方法があり、それぞれの主張はあるかと思いますが、「赤シート勉強法」は勉強のレベルとしてはどうしても低いといわざるを得ません。いち早くこのことに気付き、もう一歩上の勉強に移行しなくてはいけません。
今後の入試に関しても、書かせる問題や、説明させる問題は増えていきますし、特に中学入試においては算数において途中式までチェックすることを公言している学校もあるくらいで、一昔前の入試問題と比べても、明らかに書かなくてはいけない字数は増えています。
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