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集団塾で伸びない生徒の特徴2022.02.10
前回までの私が九九を覚えられなかった理由の中でも述べたのですが、「答えがあっていること」と「正解していること」の間には結構差があります。これに気付けるとたとえ今偏差値40代でもすぐに偏差値60に手が届きます。
「答えがあっていること」はその通り、正解が10㎞のところを10㎞と解答用紙にかければ答えがあっているということになります。極端な話カンニングしてでもです。でも、そのプロセスまでは大抵の先生達はみません。自信をもって割り算ができたのか、速さをきちんと理解できているか、図が書けているか、そういったことは一切不問です。ただ、数字があっているだけ。
「正解しているか」は読んで字のごとく、正しく理解しているかを重視します。生徒は模範解答通りに、時として模範解答以上の解き方で解答します。そのプロセスを確認し、きちんと理解しているかを先生はチェックします。
自習用の問題集を解く生徒からたまに、「先生、この解き方でいいんですか、模範解答はこう解いているのですが、どうしてこのように解いているのか理解できません」なんて嬉しい質問が来ます。どれどれとノートを見ると、生徒の方が模範解答よりも良い解き方をしているときがほとんどです。
ここでいう「いい解き方と言うのは、再現性と普遍性があり、図がしっかりかけていることです。」これに関してはまた後日。
どちらが良い解き方かというのは、個人の好みでしかないですが、解き方が一つしかないというのは大きな間違いで、その解き方で正解までたどり着くかどうかの判断は、生徒、講師がどれだけ多くの引き出しを持っているかどうかです。
ですから、特に応用問題に関しては、解き方を少なくとも二通りひらめく訓練が必要です。
サッカーの話ですが、イタリアの至宝ロベルト・バッジオはペナルティーエリア内でボールを受けたら、少なくとも4通りのゴールのイメージを持ち、その中で一番難しいプレーを選択していたようです。
そのレベルに行き着くためには、やはり常に考えること。もっとこうしておけばよかったと振り返ること。時としてアドバイスをチームメイトや監督、コーチに求めることが大事です。対して私たちは、一番簡単なプレーを選択し、確実にゴールを決めればいいので。でも、ひらめくプレーが常に一つだけでは、少し心もとないです。ひらめかない可能性もあるわけですから。
ですので、やはり繰り返しになりますが、大切なことは講師たちは常にノートチェックをし、キチンとしたノートが作れているか、生徒の途中経過を見て、その先に正解があるのか、軌道修正したほうが良いのか、そもそも第一歩目が間違えているのか確認して、必要であれば模範解答も示して、解法の選択肢を広げることが大事だと思います。
正しい勉強方法を知りたければ、府中個別学習会までご連絡ください。