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やる気とは2022.01.23
今ではあまり見られなくなったが、単純に私にテレビを見る時間がないだけかもしれないですが「やる気スイッチ」というフレーズに大変な違和感を覚えたことをふと思い出しました。
皆さんも経験があるかもしれませんが、勤め先や部活などで「やる気がないから失敗するんだよ。気合い入れろ」とか言われるとむかつきませんか?衝突を恐れずに「失敗するのは、教え方がまずいか、仕組みがまずいかで、こちらには非がない」と言えればいいのですが、そんなことを言っては反抗的なヤツとみなされ、後が怖いので黙っておくのが世の常で、
やる気のある人間=仕事の成果を出す
やる気のない人間=失敗ばかりする
なんてことが上司の定理になってしまいます。
でも、それは上司だけでなく、ひょっとしたら親子間でもありませんか?思うように成績が上がらないときに「やる気がないこと」を原因にしてしまう。
「やる気がないなら受験なんてやめなさい」
なんて発言も出る始末。
もう一歩踏み込んでみましょう。なんでやる気が出ないんですか?
例えの、会社員の話に戻せば、うまくいったら、ボーナスを出す。とか、しっかり教わって、やってみて、キチンとフィードバックをもらう。とか、そもそも上司が好きで気に入られたい。とか、同期とライバル関係にあり、そいつに勝ちたい。とか、やる気になる素はいろいろありますが、ザックリ仕訳けて、ご褒美か、好きになるか、勝ちたいかといったところでしょうか。
ご褒美には抵抗があるかもしれません。モノで釣っているような感覚ですし、要求が限りなく拡大していくかもしれません。
勉強が好きになるのは経験からして偏差値60以上の生徒です。偏差値50に届いてないと苦痛でたまらないでしょう。何か興味があることがあってそこに付随するならこの限りではありません。
勝ちたいという気持ちは人それぞれです。性格が穏やかで競争心に乏しいこともあります。これはこれでナイスキャラなので、問題ないです。
当塾で心がけていることは「なるべく早く成果を出すこと」です。「ご褒美」に近いのですが、成果が出てくれば自然とうれしくなるものです。たぶんこれは個別指導でないとできないことで、小さな目標を掲げて、そこに対してどれだけ成長したのかをフィードバックします。
「平均点を取る」とか
「合格率B判定を取る」とか、
そういう曖昧な目標ではありません。英語の時制のミスはなくそう。とか、算数の大問1は全問正解しよう。とか、その結果10点アップしたほうが嬉しいものです。
もしもやる気が感じられないのなら、「やる気が出ないのはなぜなんだろう」と立ち止まった方が良いです。「やる気出せ」と言ってもやる気なんか出ません。キチンと目標に近づけているか、できる範囲が広がっているかの方が大事だと思います。目標は人それぞれなので、こういったことは個別指導塾にしかできないと思っています。
いよいよ、新しい受験生たちが塾を探し始める頃でしょうか。キメ細やかさが判断基準となるようでしたら、府中個別学習塾までぜひご一報ください。