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「やっておいた方が良いのですか?」という質問に対して2021.10.09


どこの学習塾でもそうだとは思うのですが、受験生たちに対して、最初はこれをやって、完璧になったら次はこれ、その次は・・・・・・というような「ルート」があると思います。ただし、それとは別に「○○をやっておいてね」と個別に指示を出すことも、もちろんあります。

例えば古文の苦手な生徒に対しては「国語の便覧を読んでおくように」と指示を出して、その当時の必要最低限の常識を知っておいてもらうこともあります。

で、今回はそれができていなかったとき、「やっておいた方が良いのですか?」と言われた時です。

生徒からこのような返しがあったとき、その生徒の本気度を疑ってしまいます。指示が飛んだ時「仕事がひとつ増えた」と感じるか「弱点補強ができる」と感じるかでは、勉強の進み具合が変わってくるでしょう。「やっておいた方が良いですか?」は(できればやりたくないな)の裏返しととらえられても仕方がありません。

「できればやりたくないな」ではネットや動画を検索して、楽な方へ楽な方へ流れてしまう恐れがあります。明治に三か月で合格、一か月で偏差値10アップ、そんな言葉に踊らされます。

確かに勉強の方法は人それぞれなので、自分で判断して自分なりの勉強方法を確立すればいいのですが、そこには情報の取捨選択が必要です。この難易度は相当なものです。



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