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相対的・対象化・実体

こういった言葉を、自分の言葉で説明できるでしょうか。説明できなくても仕方ありません。でも、辞書をひいたりして、正確な知識に触れ、自分のものにしないのはあまりにもったいないです。時として辞書にも載っていない言葉があるかもしれませんが、その時は家族から携帯電話を借りて、検索してみてください。

英語の授業の時には英和辞典、国語（現代文）の時には国語辞典、古文の授業の時には古語辞典、漢文の時には漢和辞典を必ず机の上において授業をする。これは当たり前のこととして、私が中学生の時には仕込まれました。「家に忘れました」なんて言い訳は通用せず、問答無用でブッ飛ばされたものです。

でも、今ではそうではないらしいです。確かに辞書は重いです。電子辞書をすべての生徒が持っているとは限らないです。とはいえ、どうやって英語の辞書なしに英語の授業をやっているのか、私には想像がつかないです。今やっている英文に出てくる英単語、すべて正確な意味が言えるのでしょうか。もしも言えるとして、その英文はその生徒にとって簡単すぎるものでしょう。

 

私は生徒に対して、「辞書を引け」と念仏のように言っていますが、生徒が「自分の知らない単語が分からない」問題もあります。なんとなくの意味でなんとなく読み進めてしまう。それでOKにしてしまう。英語の教科書の「新出単語」を調べるのみで単語を調べた気になっているようなものです。いやいや、本文の中であなたが忘れている単語もあるでしょう。それもきちんとチェックしてほしいのですが、それは少々レベルが高すぎるかもしれません。

ですので、せめて設問になっているところで、分からない単語を調べるところから始めてもいいかもしれません。少しずつでも守備範囲を広げていきましょう。